バクナム(Bac Nam)ハワイ|名物カニカレーとメニュー98種類のベトナム料理店


ホノルルでカニカレーを食べたいなら、バクナム(Bac Nam)は覚えておいて損のない一軒です。サウス・キング通り沿いにある、飾り気のないベトナム料理のお店。名物のカニカレーは殻なしで仕立ててあって食べやすく、メニューはなんと98種類あります。しかもお酒の持ち込みができるので、好きな一本を持って行って料理に合わせられるんですよね。ハワイに長く滞在していると、大好きなアメリカンな料理ばかりでさすがに胃が疲れてくる瞬間があります。私たちがバクナムに足を運んだのも、ちょうどそんな気分転換のタイミングでした。

バクナム(Bac Nam)はどんなお店?

前にホノルルの別のベトナム料理店で食べたカニカレーがあまりに美味しくて、また食べたいなぁと思っていたところ、同じくカニカレーが人気のバクナムというお店があると聞いて、行ってみることにしました。

バクナムの店構え

外観はすっきりしていて、看板がなければ通り過ぎてしまいそうな気取らないたたずまい。中に入っても、白い壁に木の腰板、黒い椅子とテーブルという、町の食堂のような雰囲気です。高級店の緊張感が一切ないので、こちらも肩の力を抜いて座れます。

飾り気のない、町の食堂という雰囲気の店内

お店の紹介文を読むと、ベトナムの北部と南部の両方の料理を出しているとのこと。なるほど、それでメニューがあれだけの数になるわけです。なんといっても驚くのがメニューが98種類もあること。壁に貼られた品書きを端から追いかけていくだけで、ちょっとした時間が過ぎていきます。

テーブルには調味料のかごが置いてあって、赤いスリラチャ、茶色いタレ、醤油、塩こしょうと一通り揃っています。味を自分で足せる用意がしてあるお店は、それだけで安心感がありますね。

テーブルに置かれた調味料のかご

この店に行ったのはずいぶん前になりますが、口コミサイトを見ると2026年7月時点でも同じ住所で情報が更新されていて、今も現役で営業しているようです。長く続いているお店だというのが、集まっている写真やレビューの数からも伝わってきます。

揚げ春巻きは葉っぱで巻いて

まずは前菜に揚げ春巻き(当時9.5ドル)を頼みました。運ばれてきたのは、こんがり揚がった春巻きに、レタスやミントなどの生野菜、細い米の麺、それに甘酸っぱいつけダレが添えられた一皿です。

揚げ春巻きは生野菜と米麺、つけダレと一緒に

春巻きだけをそのままかじってもいいのですが、葉っぱで巻いて、麺を少し足して、タレにつけて食べると口の中がさっぱりします。中身は豚肉と野菜で、これだけでもしっかり美味しい一皿でした。

春巻き。中身は豚肉と野菜

揚げものなのに重くならないのは、この生野菜とハーブのおかげだろうなと思います。アメリカンな食事が続いたあとだと、この青くさい香りがやたらとありがたく感じられました。

名物のカニカレーは殻なしで食べやすい

そしてお目当てのカニカレー(スモールサイズ・当時19.95ドル)。深めの皿にとろりとしたカレーがたっぷり張られていて、人参や玉ねぎがのぞいています。

名物のカニカレー。とろりとしたカレーがたっぷり

嬉しいのは殻なしで食べやすく仕立てられていること。カニのカレーというと、殻ごと出てきて手を汚しながら格闘するお店もあるのですが、こちらはスプーンでそのまますくえます。手を拭くタイミングを気にしなくていいので、話しながらだらだら食べるのにちょうどいいんですよね。

殻なしで食べやすいカニカレー

味はカニのうま味がしっかり効いていて、そこにベトナム料理ならではのハーブや香りが重なります。辛さでガツンとくるタイプではなく、うま味と香りでじわじわ来る一皿。アメリカン続きの口には、これくらいの当たりの柔らかさがちょうどよかったです。

カレーにはパンかライスを別で頼む

ここで気をつけたいのが、カレーをすくうものは別売りだということ。カレーだけ頼むと、目の前にたっぷりのカレーがあるのに受け止めるものがない、という状態になります。

このときはフランスパン(当時2.5ドル)とライス(当時2ドル)の両方を頼みました。フランスパンは切れ目が入って出てくるので、ちぎってカレーに浸すだけ。表面はパリッとしていて、カレーを吸わせるとちょうどよくなります。

別売りのフランスパンでカニカレーをすくって

ライスは細長いタイプのお米で、上に刻んだねぎを油で和えたものがのっていました。これがまた香りがよくて、カレーをかけなくてもそのままつまめてしまうくらいです。

刻んだねぎの油がのったライス

夫婦二人なら、パンとライスを1つずつ頼んで両方試すのがおすすめです。同じカレーでも、パンですくったときと、ご飯にかけたときで印象がずいぶん変わります。夫婦で似たようなものを2種類頼んで食べ比べる遊びをよくやるのですが、これはその中でも差が分かりやすい組み合わせでした。

このときに頼んだものと、当時の値段を並べておきます。

頼んだもの当時の値段
揚げ春巻き9.5ドル
カニカレー(スモールサイズ)19.95ドル
フランスパン2.5ドル
ライス2ドル

あくまで私たちが行ったときの値段なので、今はもちろん変わっているはずです。目安として見てくださいね。カニカレーにはスモールとそれより大きいサイズがあるので、人数に合わせて選ぶ形になります。

お酒の持ち込み(BYOB)ができる

このお店でもう一つ嬉しいのが、お酒の持ち込みができる(BYOB)こと。私たちはビールが好きなので、好きな一本を持ち込んで料理と合わせました。

甘いカクテルの類は夫婦とも普段飲まないので、お店に置いてあるお酒から選ぶより、自分で選んだビールを持って行けるほうがありがたいです。その日の気分でIPAにするか、すっきりしたエールにするかを自分で決められますし、値段の面でも助かります。

ハワイのレストランでお酒を頼むと、料金にチップも乗ってそれなりの金額になります。持ち込みができるお店は、そのあたりを気にせず料理に集中できるのがいいところ。持ち込み料が必要かどうか、今もその扱いが続いているかは変わることがあるので、気になる方は行く前にお店に確認してみてください。

ワイキキからバクナムへの行き方

住所は1117 S King St。アラモアナセンターから山の方へ1kmほど入ったあたりで、ワイキキからは歩いて行ける距離ではありません

我が家はレンタカーを借りない滞在をしているので、行くとしたらThe Bus(市バス)かUber・Lyftになります。アラモアナセンターまでならJCBカードの提示で無料になるピンクトロリーが使えますが、バクナムはその先なので、トロリーだけで完結はしません。

普段の滞在はワイキキの周りとアラモアナセンターくらいで足りてしまうので、ここまで出かけるのは「今日はベトナム料理を食べる」と決めた日だけです。逆に言えば、そう決めてしまえば行ける範囲ではあります。長い滞在の途中で一日そういう日を作る、という使い方が合っているお店だと思います。

営業時間とお店情報

私たちが入ったのは夕方5時ごろでした。飲み始めるのが午後の早い時間なので、夕方に食べて明るいうちに戻ってこられるのは我が家には都合がいい時間割です。

口コミサイトに出ている営業時間を見ると、昼は11:00〜14:30、夜は17:00〜20:00という二部制で、あいだに中休みが入ります。夜も20時には閉まる早じまいなので、遅い時間に行くつもりの方は特に注意してください。曜日によって変わることもあります。

  • 店名: バクナム(Bac Nam)
  • 住所: 1117 S King St, Honolulu
  • エリア: アラモアナセンターから山の方へ1kmほど。ワイキキからは歩いて行ける距離ではありません
  • ジャンル: ベトナム料理(北部・南部の両方。お酒の持ち込みOK・BYOB)
  • メニュー数: 98種類
  • 名物: カニカレー(殻なし・サイズが選べます)
  • 営業時間の目安: 昼11:00〜14:30 / 夜17:00〜20:00(中休みあり)
  • 地図: Googleマップで「Bac Nam Honolulu」を検索
  • 営業時間・定休日・最新メニューは変わることがあるので、お出かけ前に確認してから出かけてくださいね。

ホノルルのほかのベトナム料理・多国籍料理

同じホノルルでカニカレーというと、キーアウモク通りのマイラン・ベトナミーズ・レストランも有名です。あちらは殻ごとのカニにカレーが絡んでいて、手を汚しながらフランスパンですくうタイプ。バクナムは殻なしなので、手を汚さずに食べたい日はこちら、という選び方ができます。同じ料理でもお店によって仕立てが違うので、両方食べて好みを言い合うのも楽しいです。

もっと近くで済ませたい日は、ヒルトンハワイアンビレッジの近くにあるフォーミンスー(Pho Minh Thu)。こちらもお酒の持ち込みができて、あっさりしたフォーが胃に優しい一軒です。ワイキキから歩いて行ける場所なので、「動きたくないけれどさっぱりしたものが食べたい」という日はそちらになります。

ベトナム料理以外だと、タイ料理のサイアム・スクエアも同じような役回りで頼りにしています。アメリカンな食事とハワイのローカルフードばかりだと、どうしても途中で胃が音を上げるので、あいだにこういう一軒を挟めるかどうかで長い滞在の心地よさがずいぶん変わります。

バクナムは毎週通うようなお店ではありませんが、カニカレーを食べたいと思ったときに行き先が決まっているのは心強いものです。次にまたあの香りが恋しくなったら、パンとライスを両方頼んで、好きなビールを一本持って出かけようと思います。

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