ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのレインボー・バザーに、ワイキキで長くやっている寿司のお店 Doraku Sushi(ドラク・スシ)が新しい店を開きました。ワイキキではこれで2軒目になります。私たちはハワイで寿司屋に足を運ぶことがほとんどないので、本来なら「へぇ、そうなんですね」で流れていく話なのですが、今回はメニューの並びを見ていて手が止まりました。ロール寿司だけは我が家、別のものとして普通に好きなんです。場所と営業時間、値段の並び、それにもう1軒のほうで起きている引っ越しの話まで、順番に見ていきます。
Aloha State Daily | Doraku Sushi is now open at Hilton Hawaiian Village
The sushi spot opened last month in Hilton Hawaiian Village. This is its second Waikīkī location; the restaurant is still located in Royal Hawaiian…
ニュースのあらまし
現地のニュースサイト Aloha State Daily が9月2日付で伝えたところによると、Doraku Sushi がヒルトン・ハワイアン・ビレッジの中にあるショッピング街「レインボー・バザー」に新しい店を開きました。住所は 2005 Kālia Road。オープンの時期は記事の中で「先月」、つまり8月とされています。
お店の公式サイト(aokigroup.com/dorakusushi)を見ると、こちらでも同じヒルトン・ハワイアン・ビレッジの新店が紹介されていて、7月の告知では8月1日に開く予定とされていました(元記事の書き方は「先月」)。ハワイの店としてはワイキキが2008年、カカアコが2012年、カポレイが2022年の夏。そこにもう1軒が加わった形です。公式サイトによれば、ベニハナを立ち上げたロッキー青木さんの流れをくむ Aoki Group が手がけているお店とのことでした。
そしてもう一つ、同じニュースの中に、ロイヤル・ハワイアン・センターの店が3階から1階へ移るという話が入っています。こちらは後ろのほうでまとめて書きます。
場所はヒルトン・ハワイアン・ビレッジのレインボー・バザー
まず場所と時間から。ここは元記事に書かれていた内容をそのまま並べます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 2005 Kālia Road, Honolulu(ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ内 レインボー・バザー) |
| 造り | 1階がカクテルバー、2階がレストランの席(元記事による) |
| 営業時間 | 日〜木 11:30〜22:00 / 金・土 11:30〜23:00(公式サイト・2026年9月26日確認) |
| 駐車場 | 4時間の割引が4ドル(元記事による) |
Aloha State Daily の記事では、1階にカクテルバー、2階に食事の席があり、営業は毎日11時半から夜10時まで、駐車は4時間4ドルで割引が受けられる、という内容が紹介されています。英語の記事を日本語に直したもので、そのままの訳ではありません。
ヒルトン・ハワイアン・ビレッジは、ワイキキの中を歩いていれば自然に通る場所です。私たちも村の中に泊まるわけではありませんが、たまに足を運びます。レインボー・バザーはその村の中にあるお店の集まりなので、宿泊している人ならわざわざ建物の外へ出なくてもたどり着けますね。
駐車の割引については、レンタカーを借りない私たちには関わりのない話なのですが、車で動く方には4時間4ドルというのはずいぶん助かる数字だと思います。ワイキキで4時間停めてこの値段というのは、なかなか見かけません。
営業時間のほうで一つ、うちにとって意味のある数字がありました。11時半から夜まで、途中で閉めずに通しでやっているというところです。夕方に開く店だと、こちらはもう部屋で飲み始めている時間なので、いまさら出かける流れになりません。昼から夜まで通しでやっている店は、その意味では時間の合うお店ということになります。行くかどうかはまた別の話ですが、時間が合わないという理由で最初から外れる店ではない、というだけでも見え方が少し変わります。
元記事に出ていたメニューと値段
ここからが、読みながら「おっ」と思ったところです。値段はすべて元記事に載っていたもので、税とチップは別になります。
元記事で紹介されたロール
| ロール | 値段(元記事による) |
|---|---|
| ハマチねぎロール(この店だけ) | 18ドル |
| アヒとゆずのロール(この店だけ) | 20ドル |
| うまみロール(この店だけ) | 21ドル |
| スパイシーアヒ・ロータスロール(この店だけ) | 21ドル |
| デラックスレインボーロール | 22ドル(ご飯なしのロール) |
| ダブルハピネスロール | 25ドル(ご飯なしのロール) |
手巻きも近いうちに出るそうですが、値段はまだ決まっていないとのことでした。お店の公式メニュー(PDF)には、このほかにもデラックスロールが20種類近くと、カリフォルニアロールのような巻物も並んでいます。
前菜と、この店だけの一品
| 前菜・一品 | 値段(元記事による) |
|---|---|
| オイスターシューター(ウニとうずらの卵) | 17ドル |
| ハマチのカルパッチョ | 20ドル |
| 和牛トリオ(この店だけ) | 34ドル |
| A5の和牛(この店だけ・熱した鉄板で) | 75ドル |
飲みものはカクテルとモクテル
| 飲みもの | 値段(元記事による) |
|---|---|
| カクテル(ライチ・マティーニ / トーキョー・サワー / エスプレッソ・イン・パラダイス) | 各18ドル |
| モクテル(ジンジャー・ブロッサム / ユズ・ガーデン / レディ・ラベンダー / アイランド・ドラゴン) | 各12ドル |
ロール寿司だけは、私たちも別ものとして楽しみます
ハワイで寿司を食べに行くかというと、私たちはほとんど行きません。理由はいくつも重なっていて、現地の値段にチップが乗るとどうしても日本より高くつきますし、同じお金を出すなら日本で食べたほうが美味しいだろうなぁと思ってしまいます。それに、せっかくハワイにいるのだから、バーガーやガーリックシュリンプやポケのような、日本ではあまり食べないものに回したい。オアフ島のおまかせ寿司の店が紹介されたときも、結局そこに落ち着きました。
ただ、海外のロール寿司はまったく別のものとして考えていて、これは普通に好きなんです。カリフォルニアロールもサーモンロールも、日本にいるときからカジュアルな店で頼みますし、スーパーで見かければ買います。握りというより、サンドイッチやサラダに近い感覚なんですよね。だからビールのおつまみとしても普通に成立します。
そういう目で上の表を見ると、元記事で紹介されたロールの18ドルから25ドルという値段は、ワイキキのレストランの中では突飛な数字ではありません。もちろんこれに税とチップが乗るので、実際の支払いはもう少し上がります。それでも「ロールを2本つまんでビールを飲む」くらいの頼み方なら、そこまで身構える金額ではないなぁ、というのが読んだときの感想でした。
ご飯を使わないロールがあるというのも、へぇ、と思ったところです。ご飯を抜いたら何で巻くんだろう、というのがまず浮かびましたが、元記事にちゃんと書いてありました。ダブルハピネスロールは、マグロ、サーモン、ホタテ、イカ、エビ、カニに、しそとかいわれを合わせて、きゅうりで巻いたものだそうです。上にはガーリックアイオリ、とびこ、ポン酢。ご飯を使わずに、きゅうりが皮の役をしているわけですね。ご飯がない分、ビールを飲みながらつまむにはむしろ都合がよさそうです。
寿司の店が和牛を推すのは、今よく見かける形です
面白いなぁと思ったのは、前菜のほうに和牛が前に出てきていることです。この店だけの品には、新しいロール4本に加えて、和牛トリオとA5の和牛も入っていました。寿司の店の限定品に牛肉まで並んでいるというのは、なかなか興味を引く並びです。
Genki Sushi のグランドメニューが入れ替わったときも、新作の看板が和牛にぎりでした。値段の付け方も店の構えもまったく違う2軒なのに、押し出すところが同じというのは、そういう時代なんだろうなぁと思います。
私たちにとって和牛は、日本にいれば普通にスーパーで買って焼く食材です。円安の影響で、ときどきアメリカ産より和牛のほうが安く並んでいることさえあります。だから「ハワイで和牛を食べられる」と聞いても、憧れの一品という受け取り方にはなりません。むしろ、外国の方にとっては特別なものとして映るんだなぁ、という眺め方になります。
そのうえで、うちが同じ75ドルを払うとしたらどうするかというと、たぶん熱い鉄板の和牛ではなく、腹持ちのするものを選びます。華のある一品が少しだけ乗っているより、しっかり量のあるものが並んでいるほうがうれしいタイプなんです。これは高い料理を軽んじているという話ではなくて、単に払ったお金の満足の出方が違う、というだけのことですね。
飲みもののほうも少しだけ。カクテルはそもそもほとんど頼みません。夫婦とも甘いお酒が好きではないので、ライチのマティーニのような名前を見ると、最初から手が伸びないんです。飲むならビールかワインで、それも辛口のほうへ寄っていきます。ワイキキの部屋飲みでも、ロングスやワイキキマーケットでコナブリューイングのビールを買うか、10ドル前後のワインを開けるか、だいたいそのどちらかです。ただ、お酒を飲まない方向けのモクテルが何種類もそろえてあるのは、いいなぁと思いました。注文するものがないまま席についているのは落ち着かないものですし、選べるものがきちんとある店は、一緒に行く人を選ばなくて済みます。
ロイヤル・ハワイアン・センターの店は1階へ引っ越し中
もう1軒のほうの話です。ここは行く前に確かめてほしいところなので、少していねいに書きます。
元記事とお店の公式サイトの告知を合わせると、ロイヤル・ハワイアン・センターにあった Doraku Sushi は、いま3階から1階へ移る途中ということになります。公式サイトの告知には「18年いた今の場所での最終営業日は7月29日」といった内容が出ていて、そのあと年内に1階のディーン&デルーカの隣で再び開ける、と書かれていました。英語の告知を日本語に直したもので、そのままの訳ではありません。
つまり今の時点では、ロイヤル・ハワイアン・センターへ行っても以前の場所には店がありません。ワイキキのど真ん中で寿司を、と考えて向かうと空振りになる可能性があります。出かける前に、お店の公式サイトかSNSで今の営業状況を確かめてから動くほうが確実です。再開は、公式サイトの店舗ページに2026年12月の予定と出ています(2026年9月26日確認)。
ロイヤル・ハワイアン・センターの3階といえば、タカギコーヒーがつるとんたんの店内に期間限定で入った話を少し前に書きました。同じ建物の同じ階でも、入っているお店はけっこう入れ替わっていきます。何年か前に歩いた記憶のまま向かうと、たいてい一つ二つは変わっているものですね。
私たちはこう読みました
まとめておきます。
- ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのレインボー・バザーに Doraku Sushi の新しい店ができた(公式の予告では8月1日)
- 1階がカクテルバー、2階が食事の席(元記事による)。営業は11時半から、日〜木は夜10時まで・金土は夜11時まで(公式サイト)
- 元記事で紹介されたロールは18〜25ドル、この店だけの品はロール4本と和牛の一品2つ(元記事による)
- ロイヤル・ハワイアン・センターの店は3階から1階へ移る途中で、今は開いていない(公式では2026年12月に再開予定)
- 値段も営業状況も変わりうるので、行く前に公式で確認するのが確実です
ヒルトン・ハワイアン・ビレッジは、レインボー・タワーの客室が全部きれいになったという話もあったばかりで、村の中があちこち手を入れられている時期のようです。私たちは村の中に泊まるわけではないのですが、たまに足を運ぶ場所なので、行くたびに前と何が変わったかを二人で探すのがちょっとした楽しみになっています。今度あのあたりを歩いたら、レインボー・バザーの並びも見てみようと思います。
寿司屋そのものは、これまでどおり私たちの行き先にはならないと思います。それでもロールの表を眺めながら「ハマチねぎロールをつまんでビールを飲んだら美味しいだろうなぁ」と考えていた時間は、それなりに長かったです。行かないと決めている店のメニューを、こんなに真面目に読むことになるとは思いませんでした。











