ワイキキのホテルの明るいダイニングで、白いテーブルに並んだエッグベネディクトとパンケーキ、コーヒーカップ
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ワイキキの「Mugen(ムゲン)」が朝食を開始 ― カラカウア通りのエスパシオで朝7時から、10ドルから45ドルまで


ワイキキのカラカウア通りに、エスパシオという小さなホテルがあります。その中に入っている「Mugen(ムゲン)」というレストランが朝ごはんを始めたそうで、時間は朝7時から10時まで。値段はフレッシュフルーツの10ドルから、和牛ベーコンのエッグベネディクトの45ドルまで並んでいました。私たちは朝にコーヒーとフルーツくらいしか口にしないので、この幅はなかなかまぶしいです。それでもメニューを上から下まで眺めてしまったので、中身と値段、それから朝7時という時間の話を書いておきます。

ニュースのあらまし

Mugen が入っているのは、ESPACIO, The Jewel of Waikīkī(エスパシオ・ザ・ジュエル・オブ・ワイキキ)というホテルです。住所は 2452 Kalākaua Ave.、カラカウア通り沿いです。料理を仕切っているのは Executive Chef の Colin Sato さん。元記事によると、このお店は朝食とディナーを宿泊しているかどうかに関わらず開いていて、朝食は7時から10時までとのことです。ホテルの入り口には無料のバレーパーキング(係の人が車を預かって停めてくれる駐車)も用意されています。

Aloha State Daily | Mugen offers an elevated breakfast in Waikīkī

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The eatery — located in luxury boutique hotel ESPACIO, The Jewel of Waikīkī — is open to the public for breakfast and dinner. The new menu features an…

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Aloha State Daily

シェフは「朝ごはんが一日でいちばん大事な食事だというのなら、そこに並ぶ一皿も出来事みたいに楽しいものであるべきだ」といった内容のコメントを出しています。トリュフやA5の和牛が朝から出てくるあたり、この一言はなかなか本気だなと思いました。

お店のメニュー表にも、朝食の時間はこう書かれていました。

朝食 7:00 a.m. – 10:00 a.m.

10ドルから45ドルまで、朝ごはんの値段

値段の幅が広いので、軽いものから順に並べてみます。以下はお店のメニュー表に出ていたものです。

軽めのもの

メニュー値段
フレッシュフルーツ$10
スチールカットオーツ(プレーン)$10
はちみつと季節のベリーのスチールカットオーツ$15
ココナッツのチアシードプディング$15
グラノーラボウル$16
アサイーボウル$25
日替わりのペイストリー$25

しっかりしたもの

メニュー値段
ココナッツのフレンチトースト$24
レモンリコッタのパンケーキ$24
卵3個のオムレツ$25
スモークサーモンのアボカドトースト$25
和牛ショートリブのロコモコ$35
和朝食$40

エッグベネディクトは4種類

種類値段
クラシック(黒豚のハム)$28
スモークサーモンのフローレンティン$32
シーフードケーキ$38
和牛ベーコン$45

エッグベネディクトだけで4種類あって、いちばん軽い黒豚のハムが28ドル、和牛ベーコンだと45ドル。同じ料理で17ドルも差がつくんですね。さらに、A5和牛のベーコンを単品で足すと40ドル(元記事による)だそうです。ベーコンだけで、フルーツの盛り合わせ4皿ぶんの値段になります。

中身も少し紹介しておくと、ココナッツのフレンチトーストはサワードウのパンにマカダミアナッツとベリー、そこにココナッツのパウダーと砂糖がけのマカダミア、生姜の香るハウピア(ココナッツミルクを固めたハワイのお菓子)のソースがかかるそうです。レモンリコッタのパンケーキにはリリコイ(パッションフルーツ)のバターと、ぎゅっと締めたパイナップル。和朝食は焼いたオラキングサーモンにポーチドエッグ、お味噌汁とお漬物と大根、という顔ぶれだと元記事にありました。

ちなみに一覧の上のほうにあるスチールカットオーツは、オーツ麦を平たく押さずに粗く刻んだもので、ぷちぷちした食感が残るおかゆのような食べ物です。プレーンなら10ドル、はちみつと季節のベリーが入ると15ドル。この5ドルの差でどのくらい景色が変わるのか、ちょっと気になります。

甘くない方でいうと、スモークサーモンのアボカドトーストが25ドル。サワードウのパンにスモークサーモンとアボカド、海藻のようなシーアスパラガス、Ho Farms のトマト、玉ねぎのピクルスのレリッシュ、それにマイクログリーン(小さな新芽の野菜)が乗る、と元記事にありました。しょっぱいものが好きな私たちには、正面から刺さる並びです。

朝7時から10時、という時間

ここで引っかかるのが時間です。私たちの朝は、部屋のキッチンでライオンコーヒーを濃いめに淹れて、前の日に買っておいたバナナやパイナップルをつまむ、というだけのもの。本格的な朝ごはんは食べませんし、昼も食べません。かわりに午後3時か4時から飲み始めて、夜まで長く楽しむ、というのが滞在中のいつもの流れです。

コーヒーも凝ったことはしていません。そのままお湯に浸けるタイプの小袋を破いて、キッチンペーパーをフィルター代わりに敷いて粉を落とす、というだけ。これだけで濃さがぐっと出るので、朝はこれと窓を全開にした風があれば十分だったりします。

そこに「朝7時から10時のあいだに席に着いて食べ終える」という予定を差し込むのは、なかなか大ごとです。7時に外へ出るには、その前に起きて支度をしないといけません。しっかり食べてしまうと、そのあとの一日の食欲もずれます。

昔は、旅先の朝ごはんは張り切って外へ食べに行くものだと思っていました。でも最近は、窓を全開にしてソファでコーヒーを飲む時間のほうがしっくりくるようになって、朝の予定はほとんど入れなくなりました。マノアで新しい朝食メニューが始まったときにも同じことを考えたので(ジョン・マツバラのFeastが朝食を始めたときの話)、これはもう我が家の癖なのだと思います。

時間が合わない話でいうと、ワイキキには昼の時間帯に始まる催しもあって、そちらは終わる頃がちょうど飲み始めと重なってしまいます(ディーン&デルーカのアフタヌーンティーの話)。早すぎても遅すぎても合わない、というのはなかなか難しいものですね。

気になったのは和牛ショートリブのロコモコ

それでも一皿だけ、手が止まったものがあります。和牛ショートリブのロコモコです。元記事によると、トリュフの香りをつけたチャーハンの上に、燻した醤油と黒胡椒のソース、煮込んだ和牛のショートリブ、揚げたエシャロットと揚げたマイタケ、そして温泉卵が乗るそうです。お店のメニュー表では35ドルでした。

ロコモコは我が家の好物です。近所の HI Burger のロコモコは、高級なステーキ屋さんを思わせる本格的なグレイビーソースにバーガー用の厚いパティが乗っていて、これがなかなかの当たりでした。

和牛のほうは、日本にいれば普通にスーパーで買って焼いて食べる肉ですから、そこに特別なありがたみを感じるわけではありません。面白いのはむしろ、朝ごはんにトリュフのチャーハンと温泉卵が出てくることのほうです。ロコモコをチャーハンに乗せるだけでもおいしそうなのに、そこにトリュフの香りが加わるとどうなるのかは、やっぱり気になります。ロコモコはもともと、ご飯にハンバーグと目玉焼きを乗せた気取らない食べ物ですよね。それをここまで持ち上げたら、どんな味になるんだろう。奥さんに話したら「それはもう別の料理じゃない?」と返ってきて、たしかにそうかもしれません。

全米のホテルレストランを選ぶ読者投票で6位

朝ごはんの話から少し離れますが、このお店にはもうひとつニュースがありました。アメリカの新聞 USA TODAY の旅行サイト「10Best」が毎年やっている読者投票(Readers’ Choice Awards)で、ホテルの中のレストランを選ぶ部門(Best Hotel Restaurant)の全米6位に Mugen が入っていたんです。結果は2026年8月19日に発表されていて、メンフィスの地元紙が、地元のお店が3位に入ったことを伝える記事の中で、上位10軒をそのまま並べていました。

Chez Philippe makes list of best hotel restaurants in the U.S.

Chez Philippe makes list of best hotel restaurants in the U.S.

The Peabody's Chez Philippe has once again been voted among the top hotel restaurants in the country in a poll conducted by USA TODAY.

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Yahoo Life

1位はニュージャージー州アトランティックシティのホテルに入っているお店で、ほかにもボストンやワシントンD.C.のホテルの名前が続きます。上位10軒のうち、ハワイから入っていたのは Mugen の1軒だけでした。

同じ読者投票では、7月にハワイの部門も発表されています。そちらのレストラン10軒には「ワイキキ」と書かれたお店がひとつもありませんでした(USA TODAY の読者投票・ハワイの部門の話)。ハワイの中でお店を選ぶとワイキキの名前が出てこないのに、全米のホテルの中のお店を選ぶ部門になると、カラカウア通りのお店が6位に入ってくる。選ぶ部門が変わると、並ぶ顔ぶれもずいぶん変わるものですね。

私たちは食いしん坊なので、こういう賞のニュースはつい最後まで読んでしまいます。ただ、部門の名前のとおり選ばれたのはお店そのもので、朝ごはんだけを選んだ賞ではありません。それでも、全米で6位に入ったお店の朝のメニューが10ドルのフルーツから並んでいると思うと、同じ値段表が少し違って見えてきます。泊まっていなくても入れるお店なので、賞の話も泊まる人だけのものではなさそうです。

歩いて行けるところにあるのは大きい

行くかどうかを決めるのは、結局のところ順位よりも場所のほうなんですよね。その点、カラカウア通り沿いというのはやはり効きます。レンタカーを借りない私たちの場合、ワイキキの通り沿いというだけで、行こうと思えば歩いて行ける話になります。これがもう少し離れた場所だと、その時点でだいたい見送りになってしまうんです。

もっとも、無料のバレーパーキングがあるということは、車で動く方にも寄りやすいということでもあります。朝の時間に車を預けてしまえるなら、そのあとの予定も立てやすいはずです。

ワイキキの朝といえば、ロイヤル・ハワイアン・センターに日本のコーヒー屋さんが期間限定で入った話もありました(タカギコーヒーがワイキキに入ったときの話)。朝から人が動く時間帯は、思っていたよりお店の入れ替わりが激しいんですね。

私たちはこう読みました

45ドルのエッグベネディクトを朝から頼む日は、今の私たちにはたぶん来ません。その45ドルがあれば、スーパーで10ドルのワインを1本買って、ビールを何本か足して、おつまみまで揃えられてしまうからです。夕方から数時間かけてだらだら飲むほうに使いたい、という気持ちが先に立ちます。

ただ、旅先の朝だけは甘いものを一つ楽しむ、というのが我が家にはあります。その一皿として見ると、リリコイバターのレモンリコッタのパンケーキと、生姜の香るハウピアソースのココナッツフレンチトーストは、どちらもなかなかそそる24ドルです。朝から気持ちが動く日が来たら、パンケーキを一皿だけ頼んでコーヒーで粘る、という使い方はしてみたいなと思いました。

表の値段と朝食の時間は、2026年9月にお店のメニュー表で確かめたものです。朝食をやっている曜日は、紹介している記事によって書き方が違っていました。予約が要るかどうかも含めて、出かける前にお店の案内で確かめておくのが確実です。

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